第1回 京都短編ミステリー新人賞 授賞式
日時:2026年4月5日(日)
会場:京都市国際交流会館(京都市左京区)
応募総数:約300作品
主催:京都短編ミステリー新人賞実行委員会
後援:京都市/京都府/京都市教育委員会/京都府教育委員会
2026年4月5日(日)、京都市左京区の京都市国際交流会館にて、第1回 京都短編ミステリー新人賞 授賞式を開催いたしました。

本賞は、京都を舞台とした新しいミステリー作品の創出を目的として創設された文学賞で、京都市・京都府・京都市教育委員会・京都府教育委員会の後援のもと開催されています。
第1回となる今回は、全国および海外から約300作品の応募が寄せられました。
厳正なる審査の結果、各賞が決定し、このたび受賞者を迎えて授賞式を執り行いました。
会場には受賞者のほか、審査員、実行委員、関係者が集まり、京都から新たなミステリー文化の誕生を祝う場となりました。
審査員
- 島田荘司(作家)
- 山本巧次(作家)
- 望月麻衣(作家)
受賞作品
大賞
『虫めづる姫君』黄港 佑
大賞奨励賞
『おもちゃの王様』樋口漣
海外賞
『博物館の聖遺物(La reliquia del museo)』Urraca Primitiva ※スペイン
中高生賞
『ABCの色彩』鵜飼伊月
ビジュアライズ賞
『京都異界異聞』澤田カモメ
『ABCの色彩』鵜飼伊月
※『ABCの色彩』は中高生賞とのダブル受賞となりました。
授賞式の様子
授賞式は、俳優 こばやしあきこ 氏の司会により進行し、実行委員長の冴沢鐘己による開会挨拶のあと、審査員講評、賞状および記念盾の授与が行われました。

来賓として、京都市会議員 小島信太郎氏よりご挨拶とご祝辞をいただいたほか、
衆議院議員 前原誠司氏(日本維新の会 顧問)より祝電が寄せられ、受賞者への祝意が伝えられました。


『京都異界異聞』

『ABCの色彩』

『おもちゃの王様』

『虫めづる姫君』



また、授賞式では尺八奏者 伴英将 による演奏も披露され、文学と京都文化が融合する象徴的なひとときとなりました。


審査員講評
審査員の島田荘司氏は、
「やはり京都という土地に大きな魅力があるからか、スタート時の予想以上に上位作品は完成度が高かった。ぜひ長編にも挑戦してほしい。出版社にもどんどん推薦していきたい」
と述べ、本賞の今後への期待を語りました。
また、山本巧次氏、望月麻衣氏からは、各作品に対する詳細な講評とアドバイスが送られ、
「力作ばかりで審査には大変時間がかかりました」
とのコメントがありました。
島田荘司 審査員長総評


映像化への期待
また、実行委員からも挨拶があり、映画プロデューサー 進藤盛延氏(映画『侍タイムスリッパー』プロデューサー)からは、本賞について
「京都を舞台にした魅力的な物語が数多く生まれている。映像化の可能性についても、今後ぜひ協力していきたい」
と述べ、受賞作品の映画化や映像化への期待を語りました。




受賞者コメント
大賞を受賞した黄港佑氏は、
「これまではエラリー・クイーンのような謎解きを中心に据えた作品を書いてきましたが、この賞に応募するにあたり、京都を舞台にした物語性を広げることに挑戦しました。それが評価されてとても嬉しいです」
と喜びを語りました。
また、海外賞を受賞したスペイン在住の Urraca Primitiva 氏 からはコメントが寄せられ、授賞式会場にて紹介されました。
「私は日本のミステリーから大きな影響を受けてきました。この受賞をきっかけに、さらに執筆活動に取り組み、スペインでも本格ミステリーの魅力を広めていきたいと思います」
その他の受賞者からも、現在も継続して執筆活動に取り組んでおり、今回の受賞を励みに、今後さらに創作活動に力を入れていきたいとのコメントが寄せられました。


懇親会
授賞式終了後には懇親会が行われ、審査員と受賞者が同じテーブルを囲み、作品についての質問や創作に関するアドバイスを受けるなど、和やかな交流の時間となりました。
受賞者が積極的に審査員へ質問する場面も多く見られ、創作への熱意あふれる対話が続きました。

メディア取材
本授賞式には、KBS京都テレビおよび京都新聞の取材が入りました。
KBS京都テレビでは、授賞式当日の夕方のニュースにて、本賞の様子が映像とともに紹介されました。
また、京都新聞の記者も会場を訪れ、授賞式および受賞者への取材が行われました。
京都から生まれた新しい文学賞として、本賞への関心が広がりつつあります。
京都から新しいミステリー文化へ
「京都短編ミステリー新人賞」は、京都という歴史と文化に満ちた都市を舞台に、新しいミステリー作品を生み出すことを目的として創設された文学賞です。
第1回となる今回は国内外から多くの力作が寄せられ、本賞が新しい文学の可能性を広げる場となる手応えを得ることができました。
今後も京都から新しいミステリー文化を発信していけるよう、本賞を継続して開催していく予定です。
※受賞作品の全文は順次公式サイトにて公開予定です(大賞受賞作「虫めづる姫君」は公開中)
